トゥ　ワールド　ビヨンド

「トゥ　ワールド　ビヨンド」

1. 地球
惑星としての地球は、ありふれた黄色い星・太陽に仕えるが、太陽は、2000億個の星を抱える天の川と呼ばれる銀河の中の１つの星にすぎない。

2. 冒険のはじまり
どんな飛行機でも20年かかる距離を、わたしたちは一瞬で飛び越える。

3. 太陽
太陽は直径140万キロメートル、重さは地球の33万倍、想像を絶する大きさだ。太陽の内部、奥深いところでは、水素がヘリウムと融合して、1500万度もの高温に達している。

4. 太陽の表面は、イオン化した混沌の海
巨大な対流細胞を上から見ると、それはぐらぐら煮えたぎるスープ。黒い部分は太陽黒点。吹き出る粒子は、『コロナ質量放出』と呼ばれ、またたく間に太陽系を覆いつくす。太陽は実に危険なところなのだ。

5. 月
一番近いのは、われわれの月。距離は38万キロメートル。宇宙ではまさにすぐ隣の世界だ。大きさは、地球の四分の一ほどしかない裸の世界は、大気もないし、生命もいない。

6. 別世界に作られる最初の町
いつの日か、人類が再びこの地を訪れることがあるなら…。おそらく、科学基地が作られ、別世界に作られる最初の町への道標となるだろう…。

7. 火星
火星の大気そのものはクリアーだ。そのおかげで、火星は地球の四分の一の大きさしかないが、人類はその表面をつぶさに観測することができた。上空から見ると、４つの太古の巨大火山をみることができる。その１つが、太陽系最大の火山、オリンポス山。高さは2万7千メートルに達する。

8. 木星
地球1300個分の大きさを持っている巨大惑星。壮大な雲と風のシステムが織りなす縞模様が圧巻だ。木星の衛星、イオの表面は、噴火によって飛び散った物質が降り続いている。白や黒、赤や黄色など様々に彩られた「イオウの雪」は上空300キロメートルまで舞い上がり、地上に降り注ぐ。

9. 土星
神のリング…土星。太陽系唯一の宝！土星は木星と同じガス惑星で、その大気の厚さは数千キロメートルに及ぶ。

10. 天王星
太古の巨大衝突の影響で、天王星の自転軸は横倒しになってしまい、今でも、そのままの状態で太陽の回りを、流れる木の葉のように回っている。天王星の衛星ミランダ。その表面は、過去の衝突によって破壊された世界だった。

11. 系外惑星
宇宙には、太陽系以外の惑星系は無いのだろうか？長い間、謎のままだったが、ここ20年間で、太陽以外の恒星に2000個以上の惑星が見つかっている。

12. 地球のような惑星
人類は近い将来、地球のような惑星を見つけるだろう。それは、神様が人類に与える褒美なのだろうか、試練なのだろうか…。そこに住む、われわれに似た宇宙人は、空を見上げ不思議に思っていることだろう。自分たちは孤独なんだろうかと…。